奈良時代に国民的スター「行基(ぎょうき)」。
大阪生まれというのが一般的ですが、浜松の引佐町四方浄(いなさちょうしほうじょう)で生まれたという説があって驚きました。
参照 いだいら観音の里に「ある和讃 その(1)つづき3」
引佐町四方浄の元の名は「仲田の里」。
出家した後の行基が、仏教を広めるため一時帰省し、仲田の里の四方(東西南北)に仏像を安置(神仏の像を置いて祀る事)。
四方に仏像を安置した事から『仲田の里』を『四方浄』に改めたとの事です。
東(引佐町川名)には、病気に『効く薬師如来』。
西(引佐町的場)には、極楽浄土に連れて行ってくれる『阿弥陀如来』。
南(引佐町伊平)には、苦しみの声をしっかり聞き、みんなを救ってくれる『観世音菩薩』。
北(引佐町別所)には、地球上でただ一人、仏のさとりを開いた『釈迦如来』
行基自ら掘った仏像があり、里の名付け親でもある地域。
不明確とはいえ、浜松にすごい場所があったもんですな。
ここには、「行基堂」という場所もあります。
それにしても北遠には、興味深いものが多い。
女城主 井伊直虎の龍潭寺をはじめとする『湖北五山』や、国の重要無形民俗文化財『西浦田楽』、天然記念物の『春埜杉』『ヤツオツツジ』も北遠ですね。
合わせて読みたい
・浜松の最北端で夜通し行われる国指定の重要無形民俗文化財のお祭り『西浦の田楽』
・浜松の北遠、春野町に未だ健在の千年杉『春埜杉』
・国の天然記念物『ヤシオツツジ』が3,000株、浜松市春野町の岩岳山
・浜松の最北端で夜通し行われる国指定の重要無形民俗文化財のお祭り『西浦の田楽』
・浜松の北遠、春野町に未だ健在の千年杉『春埜杉』
・国の天然記念物『ヤシオツツジ』が3,000株、浜松市春野町の岩岳山
逆に南は美味しいもの、特産品が多い印象です。
まだまだ調べたい事が尽きない浜松でございます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
おわり