毎年1/4に行われている引佐町のお祭り「川名ひよんどり」へ行ってきました。
中でも1番の見所と言われる「火踊り」は予想以上の迫力。
とても圧倒されました。
今回は、国の重要無形民族文化財に選ばれた引佐町のお祭り「川名ひよんどり」を楽しむ「4つのポイント」を紹介いたします。
「川名ひよんどり」とは何か?は下の記事をお読みください。
神聖な火を全身で受止め大人の仲間入りを果たす「川名ひよんどり」
4つの楽しみポイント
予定の関係で最後まで見れませんでしたが、とても濃い非日常感を味わう事が出来た「川名ひよんどり」
私的の楽しみポイントは以下の4つ。
・会場である福満寺八日堂に祀られる「薬師如来」に無病息災を願う
・美味しい五平餅と蕎麦を楽しむ。甘酒もうまい
・まるでフジロック。巨大スクリーンでの生中継を楽しむ
それでは1つずつ説明して行きます!
巨大松明を全身で受け止める演目「タイトボシとヒドリ」
川名ひよんどりの「ひよんどり」は、「火踊り」がなまった言い方です。
「タイトボシとヒドリ」という演目は、巨大松明を川名の若者が全身で受け止める火の演目。
おそらくこれが、「川名ひよんどり」の名前の由来となっているのだと思います。
タイトボシの「タイ」は、「手火」と書くらしいので、おそらく松明の火を持つ人の事。
ヒドリは、火を受け止める人の事。
「タイトボシとヒドリ」は、「ヒドリ」が福満寺薬師堂から200m程離れた川名川で身を清めるところからスタート。
一緒に清めて欲しい方はぜひ前へ!
身を清めた後、大人達に守られながらお堂に戻ります。
お堂に戻り、ヒドリはしめ縄をつけます。
つけ終わると6人のヒドリが足を組み、上に手をかけ、お堂の前へスタンバイ。
そして準備ができると、松明を持ったタイトボシが登場。
今からこの神聖な火をヒドリが受け止めます。
川名の若者は、この火を浴びる事で大人の仲間入りとされるとの事。
ギャラリーも集まり、会場のボルテージも最高潮。
いよいよ「タイトボシ」と「ヒドリ」が対峙!
いざ!
写真では伝わりづらいですが、中々の迫力です!
ヒドリたちは、「場あきょう〜♪ 場あきょう〜♪」と歌いながら、松明とは逆方向に体を揺らし、タイトボシの神聖な火を浴びます。
ヒドリの後ろには、以前ヒドリを体験したであろう川名の大人達がいて、ヒドリを後退させないようにしています。
私の後ろにいたおじいちゃんが、「あれは暑くないんじゃ」とおっしゃっていましたが、絶対熱い。笑
十分に火を浴びると、松明がお堂に投げ込まれす。
それを、ヒドリたちがつけていたしめ縄を使い、叩き消します。
「タイトボシとヒドリ」の演目は以上。
終始、すごい迫力と熱気で、すごいの一言、、、
ヒドリもタイトボシも本当にかっこ良かった。
川名ひよんどりは18時〜22時ですが、「タイトボシとヒドリ」は序盤にあるので、18時には会場にいるgood。
ぜひ見て欲しい「タイトボシとヒドリ」でした。
「薬師如来」に無病息災を願う
会場である福満寺八日堂には、病気や怪我に強い「薬師如来」が祀られているので無病息災を願いましょう。
私達は「タイトボシとヒドリ」の際、ヒドリとギャラリーが川名川に行き、お堂に人がいなくなった隙にお参りしました。
お参り後、川名川に向かっても間に合います。
福満寺自体は、奈良時代(700年代)に作られたとされていますが、一度火災で全焼。
この木造薬師如来、1426年に大河ドラマ「女城主 直虎」で出てきた、井伊一門の井伊(藤原?渋川?)直貞が作ったとされています。
福満寺の再建も井伊直貞がしてくれたとの事。
美味しい五平餅と蕎麦、甘酒を楽しむ
会場で、五平餅・お蕎麦・うどんが200円で販売。
甘酒は無料でいただけました。
五平餅はみそたっぷり。
お蕎麦も出汁が効いてて美味しかったです。
序盤に売り切れていたので、お腹減っている方はお早めに!
巨大スクリーンでの生中継を楽しむ
川名ひよんどりの様々な演目は、写真右奥のお堂で行われます。
お堂が狭く演目が見にくい為、写真左のような大きなスクリーンがあり、お堂の中の様子を生中継。
もちろんスピーカーもあります。
お堂の中の様子はこんな感じです。
川名ひよんどりは18時~22時の間行われます。
「タイトボシとヒドリ」が終わった後も、様々な演目がこのお堂の中で厳かに進められます。
スクリーンの前は、ドラム缶の中で火を起こし暖を取れるようになっているので、五平餅やお蕎麦を食べながらのんびり見るのも中々良いです。
生で見たい演目があればお堂に行けばokという楽しみ方でいいのかと思います。
会場情報
毎年1/4の18時~22時に、引佐町川名「福満寺薬師堂」で行われます。
<福満寺薬師堂>
〒431-2202 静岡県浜松市北区引佐町川名382−2
会場は山の中ですが、道もしっかり整備してあるので行きやすいです
18時前に行けば、会場の正面の駐車場に止められるかもしれませんが、それ以降でも近くの「旧川名小学校」に止める事ができます。
ひとまず、福満寺薬師堂まで行けば、誘導してもらえるかと。
川名小学校からは徒歩5分もしません。
提灯の明かりを頼りに歩きましょう。
道中も中々雰囲気ありますよ。
最後に
本当に行って良かったと思うお祭りでした。
また行きたいし、ぜひ浜松の人をはじめ、いろんな人に足を運んで頂きたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
「川名ひよんどり」についてもっと知りたい方は記事をお読みください。
神聖な火を全身で受止め大人の仲間入りを果たす「川名ひよんどり」
おわり