浜松市天竜区春野町犬居のお祭り「犬居のつなん曳き」についてと、それにまつわる2匹の龍の伝説をご紹介いたします。
犬居のつなん曳きとは
「犬居のつなん曳き」は、5月5日の子供の日に行われるお祭り。
竹や笹、柳、レンゲの花などの自然素材で40mもの龍を作り、町の若者が担ぎ、町を練り、無病息災を祈願します。
初節句の家があれば、その家で練りをしお祝いをするのも見所。
犬居に伝わる伝統的な民俗行事で、市の指定無形民俗文化財でもあります。
お祭りの始まりは、犬居地区に伝わる2匹の竜伝説。
犬居地区には、その昔 近くを流れる気田川の増水で堤防が壊れそうになった時、2匹の竜が体を張って住民を守ったと言い伝えられています。
参考 犬居のつなん曳|ふじのくに文化資源データベース
明治・大正の頃には今の形になっていたと言われています。
昔、1回だけ中止した事があり、その年は町内に悪いことが続いたため、それからは天候関係なくずっと行っているとの事です。
犬居のつなん曳きの見所
犬居のつなん曳きの見所は、18:00頃から始まる町内の練りと、21:00頃の川への龍の奉納です。
最近では、午前中に行う龍の制作から見に来る方も多いのだとか。
以下は、1日のスケジュール。
- 8:00 龍の制作開始(春野ふれあい公園付近)
- 13:00 一度解散
- 17:00 熱田神社右宮の諏訪神社で参拝
- 17:30 龍制作場所にて龍勢社総会
- 18:00 龍を担ぎ出発・練り
- 21:00 犬居橋より龍を奉納
参考 犬居つなん曳
龍の通った道に落ちる笹や竹は「龍の足跡」と言われ、写真に収める方もいらっしゃるとの事。
下記サイトに写真など掲載されていました。
>> 犬居のつなん曳|ふじのくに文化資源データベース
犬居のつなん曳き詳細
開催日 5月5日
開催時間(練り) 18:00頃
開催場所 春野ふれあい公園
<春野ふれあい公園>
〒437-0626
静岡県浜松市天竜区春野町領家145−1
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