浜松に住んでいるとあらゆる場面で「近いうちに大地震が来る。津波が来る。」という言葉を耳にしてきませんでしたか?
2011年3月11日に発生した「東日本大震災」。
当時、その津波被害がメディアにより可視化され、「浜松もこうなるかもしれないな」と思ったのを覚えています。
とはいえ、津波がきた場合に「こうしておけば絶対助かる!」なんて方法は多分ないですよね。
この記事では、「少しでも生存確率をあげる為に今できる事」を、自分へのメモとして残しておこうと思います。
もちろん市でもいろんな施策をしてくれていますが、まず「自分で出来る事」を軸としたメモです。
津波の怖さ、威力を再確認
月日が経つとだんだん危機感が薄れているように感じるので、定期的に当時の映像を見るようにしています。
津波の高さや早さ、威力、それと範囲が思ってる以上だと再確認。
映像は建物の上からの撮影が多いので俯瞰して見れているが、実際地上にいたら津波との距離感が全く分かりません。
視界に津波が現れたらおそらく手遅れだという事を頭に入れ、なるべく早く、高く、遠くに逃げる事が重要かと思う。
東日本大震災では、高さ15m(建物によっては4階到達)、津波の被害距離10kmの場所もあったと言われています。
ちなみに浜松駅から南にまっすぐ距離は測ると約5kmです。
>> googlemapでの距離の測り方はこちらのサイトを参考
津波の高さが10mを超えると時速約40kmと言われているので走っても逃げられません。
また、南海トラフが起きた際の被害予想は下記サイトで見る事ができます。
>> https://bit.ly/2ENonLF
浜松の津波避難ビルの場所確認
写真は、浜松市西区馬郡町の津波避難ビル
浜松市には、津波避難ビルに指定された建物がいくつかあります。
>> 津波避難ビルの指定について|浜松市
津波避難ビルとは・・・
津波が発生したとき、又は、発生のおそれがあるときに市民等が津波から避難できるよう民間ビル等の一部を一時的に避難場所として使用することを市と所有者、管理者とが協定を結んだ建物です。
※津波避難ビルは、家屋を失った被災者が一時的に生活する避難所とは異なります。
引用 津波避難ビルの指定について|浜松市
一応、津波避難ビルに指定されるには基準はありますが、「ここに逃げれば絶対助かる。」という事ではないのであくまで参考程度に。
ただ津波避難ビルを決める前に津波が起こった場合のあらゆる事を想定する必要があります。
- 高い所に逃げても建物ごと流される。
- 津波に囲まれた避難所に、燃えた建物がぶつかり燃え移る。
- 遠くに逃げるため車で移動し渋滞に巻き込まれ(道路に車を乗り捨てる人もいる)津波にのまれる。
- その他いろいろ。
それらを踏まえた上で、津波避難ビルの目星をつける。
地震の際、家の近くにいるとは限らないので、自分の行動範囲なども踏まえて目星をつけておく必要があります。
津波の際の家族の決め事を確認
地震が弱まった後、「家の様子を見に戻った」「学校へ子供を引き取りに行った」「家族と合流しに行った」結果、津波の第2波、第3波にのまれてしまう例もあっただとか。
1時間以上後に津波が押し寄せてくる場合もあり、津波が完全に収まるまでには地震発生から数日を要する場合もある。
その為、家族や大切な人と「津波てんでんこ」という考え方を共有しておくのも1つの手段とされています。
津波てんでんことそのメリットについて・・・
「津波てんでんこ」は、「津波が来たら、取る物も取り敢えず、肉親にも構わずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」「自分の命は自分で守れ」という意味。
そのメリットは以下の4項目。
- 自助原則の強調(「自分の命は自分で守る」)津波から助かるため、人のことは構わずに、てんでんばらばらに素早く逃げる。
- 他者避難の促進(「我がためのみにあらず」)素早く逃げる人々が周囲に目撃されることで、逃げない人々に避難を促す。
- 相互信頼の事前醸成 大切な他者と事前に「津波の時はてんでんこをしよう」と約束し、信頼しあう関係を深める。
- 生存者の自責感の低減(亡くなった人からのメッセージ)大切な他者とてんでんこを約束しておけば、「約束しておいたから仕方がない」と罪悪感が減る。
参考 wiki|津波てんでんこ
自分を第一に考える事で、他者の為にもなる考え方。
確かに、一度避難場所に行けたとしても、誰かが「家族が心配だから探しに行く」と言い出したら、つられる人も出てきて二次被害へと繋がる恐れもあるかと。
家族や大切な人と「津波てんでんこ」の意識を共有し、信じる事も大事だと思います。
津波防災グッズの用意
津波や地震の際の持ち物の用意と定期チェックをする。
私の持ち物は下のサイトなどを参考に集めました。
>> トクする!防災|日本気象協会
いろいろなサイトを見て、自分に必要な物の確認は必須です。
用意する前に地震が起きた場合は、何も持たずに逃げる事が優先かと思われます。
生きてればなんとかなります。
あと、ライフジャケットを玄関に置いておくのも良いとの事。
最後に
今回の記事は、あくまで自分へのメモとして残させて頂きました。
浜松での津波や地震の事を気軽に相談出来る窓口はないのだろうか、、、?
「浜松 津波 相談」など検索しても、現状 危険範囲や過去の津波や地震の被害が出るくらいで具体的なものがないかと思われます(私の調べ方悪い可能性もある)。
まあ「自分の身は自分で守ろう!」という事ですね!
私は人より危機感が薄いので、あらかじめ自分でいろいろ調べておく必要があるな、と再認識する良い機会になりました。
また、地震や津波について、いろいろなサイトに目を通しておくと良いかと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
おわり