古来から伝わる民族風習は、地方によって独特な文化が残っていて面白いですよね。
静岡県の中部・西部では、豆まきに加え、「鬼威し(おにおどし)」という飾り物を玄関先に飾る風習があります。
今では減ってしまいましたが、昔は各家庭で作り、軒先に飾っていたそうです。
今年は、静岡県の中部・西部に伝わる節分の飾り物「鬼威し」を作ってみませんか?
鬼威しとは
鬼威しとは、節分の時に鬼を追い払う飾り物。
玄関先に飾り、豆まき前後にも鬼を寄せつけないようにします。
作り方
節分に鬼を脅すため軒先に立てた飾り物。長いさおの先にざるをつけ、それに柊(ヒイラギ)または樒(シキミ)の葉をつける。
参照元 goo辞書 おに‐おどし【鬼▽威し】
参照元 goo辞書 おに‐おどし【鬼▽威し】
こちらのサイトで実際作っている写真が見れましたので紹介させて頂きます。
>> 家庭で続ける昔懐かしい民俗行事③~節分の鬼おどし~
柊と樒を使う理由としては諸説があります。
魔除けの植物として日本では伝わる「柊」。
昔、空腹の鬼がある村を襲った時に、柊の枝で追い払ったという言い伝えがあります。
また、樒は葉からは柑橘系の匂いするが、実や木全体に毒があり、昔日本が土葬をしていた時に使っていたそうです。
参照元 しきみとは|使う宗派と意味『由来には諸説アリ』
おまけ
各地域の神社やお寺で節分祭なるものをしていますね。
「鬼」を祀ってる社寺は、「鬼は外〜♪」ではなく、「鬼も内〜♪」という場所もあるとの事です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
おわり