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浜松の伝統工芸品「遠州織物」についてと、取扱い店が素敵すぎたお話

浜松の伝統工芸品「遠州織物」についてと、取扱い店が素敵すぎたお話

※2018年11月15日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2019年2月6日に再度公開しました。

浜松の画像

遠州地方が「物作りの街」と呼ばれている事はご存知でしょうか?

理由は、「本田技研」「ヤマハ発動機」「ヤマハ」「スズキ自動車」「河合楽器」「ローランド」など、日本の物作りを担う世界企業が多く集まっている地域だからです。

この記事では、物作りのまち遠州地方の伝統工芸品「遠州織物」についてのお話と、遠州織物を追ってたどり着いたお店が素敵すぎたお話をご紹介いたします。

 

遠州織物とは

遠州とはの画像

遠州織物とは、細分化された織物作りの全行程を遠州地方の中で完結させた織物の事を言います。

遠州地方の温暖な気候と、遠州灘、浜名湖からくる程よく水気を含んだ空気が、切れにくく安定した糸の製造環境を生み出しているそうです。

今では、国内だけでなくヨーロッパなど 海外からの評価も高く、ハイブランドでも使用されているとの事です。

遠州織物の特徴

遠州織物の特徴は、織物を織るさい、縦糸に横糸を通す行程で「シャトル織機(しょっき)」と呼ばれる機械を使う事です。

シャトル織機は、現代のシャトルレス織機と比べ 1/20程のスピードしか出ませんが、時間をかけ ゆっくり 丁寧に織る事で、表面の質感をより際立たせ、密度の高い、ふっくらとした生地に仕立てる事ができるそうです。

ファストファッションが主流の現代では、この非効率さは致命的で、シャトル織機を使う工房は減少しています。

しかし、良いものを作りたい一心で、手間と時間を惜しまずシャトル織機での制作にこだわっているのが遠州織物です。

遠州織物の歴史

綿花のイメージ画像

遠州地方は昔、綿花の一大生産地であった為、多くの農家が副業として織物をしていた事がはじまりです。

また、遠州の気候が 繊維の製造環境に適していた事で、他府県からも職人が集まってきました。

その後、「小山みい」と「木俣くら」という方が、遠州織物を事業化した事で、遠州の繊維産業が注目され、今では日本の三大綿織物産地の1つとなりました。

日本の三大綿織物産地・・・
「大阪の泉州」「愛知県の三河」「静岡の遠州」

遠州織物の発祥の地

遠州織物の発祥の地は、静岡県北区三ヶ日町のある「初生衣神社(うぶぎぬじんじゃ)」とされています。

初生衣神社は、七夕で有名な織姫様を祀っている神社です。

織姫様の本名は「天棚機姫命(あめのたなばたひめのみこと)」で、機織(きしょく)の祖神(おやがみ)とされています。

 

初生衣神社は、遠州織物が産業化される前から「800年間伊勢神宮に神御衣を納めてきた」歴史がある神社です。

伊勢神宮のある、2つの正宮のうちの1つ「皇大神宮(こうたいじんぐう)」に神衣(かんみそ)を納める神事を担っています。

遠州織物を買う

私は、「HUIS(ハウス)」というブランドが出している遠州織物を使ったシャツを買いました。

購入したお店は、浜松市西区入野町にある園芸店「Rust」。

遠州織物を追っていたら素敵なお店にたどり着きました。

Rust(ラスト)の店内画像

園芸店「Rust」に行ってきた記事は、「遠州織物を追ってたどり着いた園芸店『Rust』」をお読みください。

 

以上です!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

おわり