遠州織物についていろいろ調べていて、目に入った『ざざんざ織』というワード。
ざざんざ織とは、2匹以上の蚕が作る繭を原材料としている絹織物で、現在は平松久子さんしか織っていない。
実物を見てみたいと思い店舗に行ったら、店というか普通の家だったんだけど、平松さんご本人がいらして、いろいろお話を聞かせてくださいました。80歳をこえて現役なのがすごい。
ざざんざ織の歴史は、民藝の父、柳宗悦(やなぎむねよし)さんの民藝運動に、平松實(ひらまつ みのる)さんが共感した事がはじまりとの事です。
● 民藝運動(みんげいうんどう)って何?
民藝運動は、日常的な暮らしの中で使われてきた手仕事の日用品の中に『用の美』を見出し、活用する日本独自の運動。現在も活動が続けられている。
1926年(大正15年)、『日本民藝美術館設立趣意書』の発刊により開始されました。
中心人物は、柳宗悦(やなぎむねよし)さんで、プロダクトデザイナー柳宗理のお父さんと知りおどろきました。
東京都の目黒区にある『日本民藝館』には、『用の美』が備わった陶磁器、染織、木漆などの工芸品約17000点が収蔵してあり、ざざんざ織も展示してあるとの事。
タイミングあればぜひ行ってみたいです。
● 日本民藝館はどこにあるの?
<日本民藝館>
〒153-0041 東京都目黒区駒場4丁目3−33
mingeikan.or.jp
03-3467-4527
10時00分~17時00分
定休日 月曜日