※2018年10月28日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2019年1月26日に再度公開しました。
遠州七不思議の1つ、見えないものが映る「柳井戸(やなぎいど)」のお話をご紹介いたします!
柳井戸とは?
柳井戸とは、覗くとまわりに生えていないはずの柳(ヤナギ)の影がうつる不思議な井戸の事。
直径 約90cmの円形で、井戸を覗いて約1.8mの所に水面がある大井戸だったそうです。
「井戸の水面に柳が映ると、祟られる」という言い伝えがあります。
参考 『井伊家発祥の井戸、そして志津城へ』 おんな城主直虎ゆかりの地を歩く~直虎紀行 壱の巻
柳井戸はどこにあるの?
*写真は、井伊谷の龍潭寺
柳井戸は、静岡県浜松市北区引佐町井伊谷(いなさちょういいのや)にあったと言われています。
引佐町井伊谷は、大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台「井伊谷(井の国)」です。
井戸があったと言われている場所は、地図上の交差点、北東にある老舗和菓子屋「紅屋製菓(閉店)」近辺。
残念な事に、柳井戸及び それにまつわる物は今のところ見つかっていません。
逆に、何か手がかりを見つければ第一人者になれるかもですね!
柳井戸の正体は水の神
柳井戸の舞台「伊井谷」は、井戸や水の伝説が多く、「水の神」の住む土地とされています。
柳井戸にまつわる素敵な一説があったのでご紹介。
柳井戸は、井伊谷を守る水の神様の優しが作った不思議な現象なのかもしれません。
また、井伊谷の「井」は昔、「渭」と書いたそうで、この近くには渭伊神社(いいじんじゃ)があります。
「渭」という漢字は、古代中国において清らかな水や湧水を意味する所からも、伊井谷が水との関わりの強い事が伺えます。
おまけ
柳井戸のある井伊谷は、井戸や水にまつるわる伝説が多い地域です。
伊井家の初代当主「伊井共保(いいともやす)」を生んだ井戸や、信州へと通じると言われる「鰻井戸(うなぎいど)」なども近くにあります。
柳井戸を探しがてら井戸巡りをしてみてはいかがでしょうか。
以上、遠州七不思議の1つ「柳井戸」についてのお話は終わりです。
他の遠州七不思議については下のリンク先をお読み下さい!
最後までお読み頂きありがとうございました!
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