浜松の人も喜ぶ!浜松市蜆塚「菓子巧房ほほえみ」のレーズンサンドが美味しい♪

松の音が名前になった?浜松八幡宮にある浜松の名木「ざざんざの松」

松の音が名前になった?浜松八幡宮にある浜松の名木「ざざんざの松」

※2018年11月25日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2019年4月22日に再度公開しました。

松の画像

浜松には昔、名木(めいぼく)と言われる松が多くあったそうです。

その多くは樹齢数100年、枝間(枝の長さ)数10メートルにも及び、地に垂れる程だったとか、、、。

 

中でも有名なのが「ざざんざの松」。

 

第6代将軍「足利義教(あしかがよしのり)」が、鑑賞にわざわざ足を運んだ程の松です。

この記事では、浜松の名木「ざざんざの松」についてご紹介いたします。

てんぐちゃん
てんぐちゃん
浜松には、「ざざんざ」の名前を使った伝統工芸品もあるね!
Advertisement

ざざんざの松とは

ざざんざ松の画像
*浜松の民藝「ざざんざ機」のあかね屋さんで撮影した「颯久の松」

ざざんざの松とは、浜松市野口村(現:野口町)にあった30本以上の松林のうち、姿が珍しかった1本の松の事です。

その姿は、上写真のようなアーチ状をした150mもの巨大松。

 

もともとは普通の松でしたが 台風によって倒れ、松の先からも根が生えた為このような形になっただとか。

また、日本画で有名な狩野派の祖・狩野正信(かのうまさのぶ)の子 “狩野元信(かのうもとのぶ)” が言うには、「この松は、描こうとすると見るたびに枝の様子が変わる不思議な松」だったそうです。

 

ざざんざの松の名前の由来

和歌のイメージ画像

ざざんざの松の名前の由来は、むかし松を見にきた偉い将軍が、「はままつの音はざざんざ」と詠んだからです。

偉い将軍について・・・
室町幕府(1428年~1441年)の第6代将軍「足利義教(あしかがよしのり)」。
1432年(永享4)9月に、松を見に浜松にきたそうです。

松が、遠州の強い風(遠州のからっ風)に吹かれる音を「ざざんざ」と詠みました。

 

また、「ざざんざの松」は漢字にすると「颯々の松」です。

颯々(さっさつ)・・・風の吹くさま。風の音を立てるさま。
引用 ウィキペディア

Advertisement

ざざんざの松の伝説

ざざんざの松と音羽の松の苗を運んだ白狐の画像

ざざんざの松は、白狐が持ってきた松の苗が始まりとされています。

938年(天慶元年)に、浜松八幡宮を浜松南区の小沢渡町から曳馬野に移した時、2本の松の苗を持った白狐が現れそうです。

野口町に植えたものを「ざざんざの松」。

小沢渡に植えたものを「音羽の松」と呼ぶようになりました。

 

この2本は、今でも兄弟松として扱われています。

 

ざざんざの松の場所

ざざんざの松は、現在「浜松八幡宮」にあります。

だた残念な事に、現在は5代目の松となっており、以前の姿を見ることは出来ません、、、。

  • 遠州鉄道西鹿島線「八幡駅」下車 徒歩1分。
  • 浜松駅からバス1本。徒歩でも10分程。

〒430-0918
静岡県浜松市中区八幡町2
hamamatsuhachimangu.org
053-411-8111
Advertisement

おまけ

ざざんざ織及びあかね屋の画像

「ざざんざの松」から名前をとった浜松の伝統工芸品「ざざんざ織」。

とても美しく、皇后 美智子様にも献上した事のある物です。

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

「天狗ちゃん下界で遊ぶ」は、浜松の魅力をお届けするブログです。

SNSでもてんぐちゃんが日々情報をお届けしているので良かったらフォローして頂けると嬉しいです!

 

てんぐちゃん
てんぐちゃん
またきてんぐだよ!