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【浜松が誇る国の重要文化財】1300年以上続く水窪町の奇祭「西浦田楽」

【浜松が誇る国の重要文化財】1300年以上続く水窪町の奇祭「西浦田楽」

※2018年11月28日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2020年1月07日に再度公開しました。

浜松の最北端「水窪町西浦(みさくぼちょうにしうれ)」で行われている奇祭「西浦田楽(にしうれでんがく)」をご紹介!

柳田國男や折口信夫など、有名な民俗学者達の関心を集め、国の重要無形民俗文化財にも選ばれた浜松を代表するお祭りです。

てんぐちゃん
てんぐちゃん
1300年前からやってるよ!
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西浦田楽とは

西浦田楽のイメージ画像

西浦田楽は、奈良時代(1300年以上前)から続く、「五穀豊穣」「無益息災」「子孫繁栄」などを願うお祭りです。

719年、奈良の大仏を作った立役者「行基菩薩」が、観音像を奉祀した事からお祭りがスタート。

旧暦開催が今も守られ、旧暦の1月18日の月の出から、日をまたぎ19日の日の出まで行います。*2020年は2/11の夜から2/12の朝まで。

 

夜通し行われる為、「煙い・眠い・寒い」と3拍子揃い、やる側も見る側も辛いお祭りとして有名です。笑

ですが、日本の伝統芸能「田楽(でんがく)」がベースとなった、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

田楽とは・・・
田楽は、平安時代(794年–1185年)中期に成立した日本の伝統芸能で、様々な踊りなどが行われる。
『田植えの前に、稲作の作業を模擬的に演じてその年の豊作を祈願する「田遊び」から発達した。』と言われている。
参考 ウィキペディア

 

余談ですが、田楽は主に新春に行われる事が多くいです。

静岡県焼津市藤守の「藤守の田遊び」は、国の重要無形民俗文化財に登録されています。

 

西浦田楽の日時・場所

山の画像

西浦田楽は、静岡県浜松市天竜区の水窪町西浦にある「西浦観音堂」で開催されます。

 

<開催日>
毎年旧暦の1月18日~19日。
2020年は、2月11日の夜(午後8時頃)から12日の朝(午前7時頃)まで。

<行き方>
1. 旧西浦小学校臨時駐車場30台 (会場までは徒歩15分)
2. 水窪協働センター駐車場 (会場近くまでのシャトルバス有り)
*西浦観音堂付近には駐車場なし
お問合せ 水窪文化会館電話:053-982-0013

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西浦田楽の3つの流れ

3の画像

全体の流れを知っておくと、より楽しめるかと思うので簡単にご説明させて頂きます。

 

西浦田楽は、能衆(のうしゅう)と呼ばれる演者が、月の出から夜明けまでに33もの演目を行い、その地に住む神様を楽しませ、「五穀豊穣」「無益息災」「子孫繁栄」を願います。

 

演目に参加できるのは、その地域に住む男性のみ。

役割は各家で代々受け継がれているとの事です。

旧暦を守るなど、今なお厳しい戒律の上に成り立っています。

 

それでは、西浦田楽を形成する3つの項目をご紹介します。

1.神様を呼ぶ秘事「天狗祭り」

天狗の画像
*画像はイメージです

西浦田楽は、秘事「天狗祭り」により神様を呼ぶ事から始まります。

秘事とは・・・秘密にしている事柄。
引用 コトバンク

「別当(べっとう)」と呼ばれるお祭りの代表が、1人で内密に行う儀式です。

 

身を清める為の準備として、本番の1ヶ月前からスタート。

「別火(べっか)」と言って、肉魚を避けた精進料理を食べるなど、家族とも違う食事をするだとか。

能衆と呼ばれる、ともに演目をする人達も1週間前から同様の生活を始めます。

 

2.神様を楽しませる「33の地能と12のはね能」

寺野ひよんどりの画像
*写真はイメージです。寺野ひよんどりの1シーン

別当や能衆の20数名が、夜通し45程の演目を行い神様に楽しんで頂きます。

 

3.神様に帰って頂く「しずめ」


*写真はイメージです。

神様に帰って頂く、厳粛な儀式を行います。

 

以上です。

下記サイトで、写真付きの全体の流れが紹介されています。
>> http://yamaniikiru.com/nisiure-dengac.html

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西浦田楽の始まり

35歳くらいの行基のイラスト

西浦田楽の始まりは、奈良の大仏を作った立役者である、奈良時代の有名な僧「行基(ぎょうき)」が、719年にこの地を訪れ、身長4尺(1.2m)程の聖観世音菩薩像と、数個のお面くれた事が始まりと言われています。

そのお面を使い、踊りなどがおこなれてるようになり今の形になったそうです。

また、地元では「木の根祭り」や「観音様の祭り」とも呼ばれています。

もともとひっそりと行われていましたが、民俗学者の折口信夫氏が、興味を持った事がきっかけとなり世間から注目を浴び、昭和51年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

 

動画で見る西浦田楽

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おまけ

静岡の遠州、愛知の三河、長野の南信州は、「三遠南信(さんえんなんしん)」と呼ばれ、伝統芸能の宝庫と言われています。

遠州に残る、他の伝統芸能を見に行ってきたレポートは、下のリンクからご覧頂けますので宜しければ!

「川名ひよんどり」と「寺野ひよんどり」も、国指定の重要無形民俗文化財です。

 

また、西浦田楽の舞台である水窪町は「北遠(ほくえん)」と呼ばれ、様々な伝説や言い伝えが多い地域です。
*北遠とは、遠州地方の北部の事

 

約7年に一度、山の中腹に突如現れる池「池の平の幻の池」の出現地でもあります。

静岡県御前崎市の「桜ヶ池」に住んでいる龍が、諏訪湖に行く途中に、ここで休憩しているそうです。

池の平の幻の池の竜の画像

池の平の幻の池については下記の記事をお読みください。

 

北遠には、鯖地蔵や塩の道、蚕の元祖「クワコ」など、気になるキーワードがたくさんあるので、もっと足を運んで行きたいと思っております。

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

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てんぐちゃん
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