「湖北五山」にも選ばれている、浜松の中でも名高いお寺の1つ「摩訶耶寺(まかやじ)」を紹介するよ!
摩訶耶寺が人気の2つの理由
摩訶耶寺が人気の理由は大きく2つあります。
1つは、国の重要文化財の仏像が2体と、県の重要文化財の仏像が3体見れる事。
1つは、平安時代の趣を残す、県下で最も古く美しい庭園を見れる事です。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
摩訶耶寺が人気の理由1
1つめの人気の理由は、イカした仏像を3体も見る事ができるからです。
国の重要文化財が2体と、県の重要文化財が1体おられます。
それぞれどんな仏像か、簡単にみて行きましょう。
阿弥陀如来
まずは、県の重要文化財『阿弥陀如来』
仏像の最上位『如来(にょらい)』グループの一員で、極楽浄土へ導いてくれると言われる如来。
千手観世音菩薩
次に、国の重要文化財『千手観世音菩薩』。
観世音とは、世の中の救いの声を聞くという意味。
そして二本の手では足りないと感じ、千の手をもってたくさんの人がを救ってくれる菩薩。
不動明王
そして、国の重要文化財『不動明王』。
太陽が神格化した、大日如来が変身した姿のやつです。
怒りと力をもって、どうしようもないやつでも力づくで救ってくれます。
それでも救ってくれるのがすごいですよね。
以上3体の重要文化財である仏像を見る事ができます。
摩訶耶寺が人気の理由2
2つめの人気の理由は、平安時代の趣を残す、県下で最も古く美しい庭園を見れる事。
平安末期から鎌倉初期の日本の中世庭園を代表するものとされています。
摩訶耶寺とは
摩訶耶寺は、「浜松で厄除けと言えば摩訶耶寺!」と名前の上がるお寺です。
奈良時代から守られている、厄除観世音菩薩(やくよけかんぜおんぼさつ)がいらっしゃいます。
*とても貴重な物もため秘仏とされ見ることはできません
その他に、上の項目でご紹介した重要文化財の仏像を3体見る事ができ、平安時代の趣を残す県下で最も古く美しい庭園も見れます。
また、湖北五山にも選ばれている、浜松の中でも名高いお寺の1つです。
浜名湖湖北五山とは・・・
奥浜名湖地域にある国指定重要文化財を有する5つの寺院の総称。
参考 浜松・浜名湖観光情報サイト 浜松だいすきネット
湖北五山には、摩訶耶寺を含め、大福寺、方広寺、龍譚寺、宝林寺が選ばれています。
*京都の五山は、臨済宗で固められていますが、湖北五山は宗派関係ないみたい
摩訶耶寺の歴史
摩訶耶寺は、高野山真言宗に属する静岡県で一番古いお寺の1つです。
神亀3年(726年) からの歴史があり、昔の偉いお坊さん「行基」によって開かれました。
最初の名前は、摩訶耶寺ではなく、新達寺(読み方がわからない、、、)。
場所も今の場所ではなく、富幕山という山でした。
平安時代(西暦794年~1185年)に入り、千頭ヶ峯の観音岩と呼ばれる場所に移り、お寺の名前も真萱寺(まかやじ)へと変更。
この時点で漢字は違いますが「マカヤ寺」になりました。
そして平安時代の末期に、一条天皇の指示、勅願(ちょくがん)があり、国の繁栄を願う意味を持つ『勅願寺(ちょくがんじ)』の1つ「摩訶耶寺」となり、今の場所に移されたとされています。
摩訶耶寺は、古くから厄除けの寺として親しまれています。
理由は、奈良時代から今日まで1200年以上、戦火・天災から守られ、受け継がれている「厄除正観世音菩薩」が摩訶耶寺にいらっしゃるからです。
厄除正観世音菩薩は、袋井の法多山、祝田の善明寺の観音様と三姉妹観音で、その長女にあたります。
ちなみに、摩訶耶寺の属する高野山真言宗総本山と言えば、金剛峯寺(こんごうぶじ)。
金剛峯寺は、和歌山の高野山にあり1200年以上の歴史を持つお寺で、教科書にものっていた空海(弘法大師)が開いたお寺です。
摩訶耶寺の場所
浜松駅から車で北西に1時間。
浜名湖の北側に位置します。
<大乗山宝池院 摩訶耶寺>
〒431-1413 静岡県浜松市北区三ヶ日町摩訶耶42
9:00~16:30
053-525-0027
無料の駐車場もあるとの事です。
摩訶耶寺webサイト参照
インスタで見る摩訶耶寺
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合わせて行くなら
摩訶耶寺を含む湖北五山は、浜名湖の北側に固まっているので合わせて行くのもgoodですね。
湖北五山のお寺については、下記サイトが見やすいので、気になる場所があれば行ってみてください。
>>https://hamamatsu-daisuki.net/kohokugozan/
冬なら、ゆりかもめが集まる駅と話題の「浜名湖佐久米駅」もこの付近でオススメです。
また、「さくめ」という浜名湖産の天然うなぎをリーズナブルに食べれるお店も近くにあります。(すぐ売り切れるそうですが)
食べるシーズンなどもありますのでお気をつけください。
>> さくめ|食べログ
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
またきてんぐ