浜松駅から北へ車で50分。
浜松市引佐町、井伊谷宮の境内に、全国から1500点の絵馬が集まる「日本絵馬資料館」があります。
「日本絵馬資料館」は、全国でも珍しい「絵馬師」という肩書きの「安田織人(のりひと)」さんが持っていた数多くの絵馬の寄付により設立。
安田さんの作品をはじめ、江戸時代から明治・大正時代の絵馬を展示しています。
実際、行ってきたレポートは下の記事からどうぞ!
1,500点以上の絵馬があふれる引佐町の「日本絵馬史料館」で思わぬ出会い
そんな事から「絵馬ってそもそもなんだろ?」と疑問に思ったのでいろいろ調べてました。
今回は、知っておくと お寺や神社でのお参りがより楽しくなる「絵馬」のお話です。
絵馬とは?
絵馬(えま)は、神社やお寺(以下社寺)にお願いごとをする時、あるいはお願いが叶ってそのお礼をするときに社寺に奉納(お供え)する、絵が描かれた木の板の事。
参照元 ウィキペディア
上の写真のような物です。
個人で奉納する場合は、小さい板に馬の絵などが描かれ、絵の周りや裏面にお願い事や名前などを書きます。
だいたいは社寺で販売している物を使いますが、大人数で奉納する場合は、画家に描かせるなどした大型の絵馬を自分で用意する事もあるそうです
私も受験の時に絵馬を使いましたが、絵馬でのお願い事は個人的な神仏へのお願いがほとんどかと思います。
今でこそ絵馬でのお参りは風情があるイメージですが、昔の日本では品がないと思われたみたいです。
その為、人に見られない時間帯を選んだり、絵馬に名前を書かなかったとの事。
東西で形が違う?
東西で絵馬の形が違うの知っていましたか?
小型の物に関して、関東で多いのは五角形(家型)。
これはかつて、板の上に屋根をつけていた名残です。
関西では四角型が主流。
しかし 京都は、横長の板に額縁のような枠を付けたものが多く、奈良では縁を黒く塗って枠に見せたものが多いとの事。
絵馬の歴史は?
下の写真のは、神様の乗り物とされ、お祭りなどでよく見られる「神輿(みこし)」。
神輿が歴史に登場する前、神様が姿を表す時は、馬に乗っていると言われていました。
奈良時代(700年代)、神様の乗り物である馬は、神馬(しんめ、じんめ)と呼ばれ大変尊い存在とされていました。
そんな事から、社寺へのお供えは、絵馬ではなく馬だったとの事。
しかし、庶民らの「そんな簡単に馬をお供えなんかできない」という声から、木の板に馬の絵を書くという今の形になっただとか。
参照元 ウィキペディア
日本絵馬資料館の場所
日本絵馬資料館は、井伊谷宮の境内にあります。
井伊谷宮の駐車場を利用してokかと。
広いのでだいたい止めれます。
<日本絵馬資料館>
〒431-2212
静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1991-1
9:00~16:00
大人200円 子供100円
053-542-0355
*基本年中無休ですが、電話必須
おまけ
絵馬の背景を知ると、「日本絵馬資料館」はもちろん、全国の社寺で絵馬を見るのがちょっと楽しくなりますね。
あなたの町の絵馬はどんな形をしていますか?
「日本絵馬資料館」行ってきたレポートは下の記事からどうぞ!
1,500点以上の絵馬があふれる引佐町の「日本絵馬史料館」で思わぬ出会い
最後まで、読んで頂きありがとうございました。
おわり