※2018年10月20日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2019年1月19日に再度公開。そして、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2022年11月22日に再度公開しました。
※2024年2月21日、リライト記事に必要な文言等を追記再度公開。
まずは、アニメ「奥浜名湖の鵺伝説(おくはまなこのぬえでんせつ)」をご覧ください。
by 海ノ民話のまちプロジェクト,静岡県浜松市|海ノ民話アニメーション
そしてアニメ公開記念作品に、未来へ歴史を紡ぐ郷土玩具「三ヶ日の鵺張り子」を制作させていただきました。
他にも数点、三ヶ日の鵺をテーマとした作品をご用意しております。
見るだけでもぜひオンラインショップに遊びにいらしてください◎
受注を受けてから1つ1つ手仕事で制作しますので1ヶ月ほどお時間をいただきます。ご容赦ください
▶︎ https://shop.enshutenguya.jp/categories/5741188
さて本題です!
「猪鼻湖」にまつわる「三ヶ日の鵺(ぬえ)」の伝説について調べました。
『遠州絵 濱松十種の内「三ヶ日の鵺」』 があるだけに、とてもそそられる話題ですね!

鵺(ヌエ)とは
鵺とは、数種類の動物の体を持つ伝説の動物。海外で言うキメラです。
「猿の顔」「狸の胴体」「虎の手足」「尾は蛇」「羽は鳶」と言われる妖怪で空も飛べます。

鵺の鳴き声は、トラツグミという鳥の鳴き声に似ているとの事。
下の動画内「ヒョー ヒョー」という鳴き声がそれです。
以前、静岡県島田市川根町の牛代の水目桜の近くで早朝に聞いた事があります。
猪鼻湖に祀られる三ヶ日の鵺(ヌエ)
猪鼻湖には、干潮時にだけ姿を表す鵺供養の鳥居があるとの事です。
胴崎の東側には津々崎(つづさき)という地区があり、長い石段を登った小山の頂上に湖を見渡せる神社があり、そこと対峙する正面の位置に鳥居がある。
参考 >> ふるさと情報館
猪鼻湖に祀られる鵺にはこんな話があります。
平安時代(1104年~1180年)後期の武将であり、弓の達人と言われた源頼政(みなもとのよりまさ)に京都で射られた鵺。
射たれたもののまだ生きていて、追っ手から逃げてる途中に猪鼻湖の上空で力尽き、体がばらばらとなって落下した。
*京都だと、源頼政の鵺退治の一連の話は京都内で完結している
猪鼻湖周辺の三ヶ日町には「鵺代」「尾奈」「胴崎」「羽根平(場所不明)」という地名があります。
バラバラになって落ちた鵺の体の部位が地名になったそうです。
・鵺の顔が落ちた先が「鵺代(ぬえしろ)」
・尾が「尾奈(おな)」
・胴体が「胴崎半島(どうさきはんとう)」
・羽が「羽根平(はねひら)」※場所不明
羽を書き忘れましたが、三ヶ日には「羽根平」という地名もあります。
遠州の郷土玩具「三ヶ日の鵺張り子」
『遠州絵 濱松十種の内「三ヶ日の鵺」』 をモチーフに制作した 『三ヶ日の鵺(ヌエ)張り子』です。

ちなみにてんぐちゃんは三ヶ日の鵺と友達みたいです。

三ヶ日の鵺が眠る猪鼻湖をサイクリング
三ヶ日の鵺を探すと言う裏テーマで猪鼻湖をサイクリングして来ました!

おまけ
鵺伝説のある三ヶ日町には美味しい物や魅力的な場所がたくさんあります。
浜松の特産「三ケ日みかん」を丸ごと使った、三ヶ日製菓の「みかん大福」。
万葉集にも詠まれる「乎那の峯(おなのみね)」もあります。
20分弱に登れるのでちょっとしたハイキングにもぴったり。
春には遅咲き桜の新種「三ケ日桜」も見ることができます。
鵺伝説を追いかけつつ、ぜひぶらぶらしてみて下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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今まで恥ずかしさから絵だったけど、ついに正体を現しちゃたよ😉
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— 浜松のてんぐちゃん (@hmmt_tng) 2019年4月28日
