遠江天狗の群生地であり、天狗の土地と呼ばれる「静岡は遠州(静岡県西部地方)。」
その中でもっともメジャーな「秋葉三尺坊(あきはさんしゃくぼう)」の姿形を見てみようと思います。
霊山「秋葉山」を御神体とし、愛宕神社(京都)に並ぶ日本の火難除けの神2トップのうちの1人でもあります。
秋葉三尺坊の姿
霊山とも呼ばれる「秋葉山」を御神体とする秋葉信仰の顔、火伏せの神「秋葉三尺坊」。
様々な伝承から下記のような特徴あるみたいです。
・白狐に乗り、剣と羂索を持った烏天狗で烏形両翼をもつ
・不動三昧(火生三昧)の修行を経て、自ら激しい炎(迦楼羅炎)を発する
・不動明王の化身とされ、憤怒相で真っ黒な体躯
・白狐に乗って神風のごときスピードで移動する
・飛行自在の神通力
・75の神の使者を従える
秋葉三尺坊は、火難除けの他「無病息災」「大願成就」などでも有名。
秋葉山自体を御神体としていますが、像的なものであれば袋井の可睡斎に祀られています。
明治の廃仏毀釈のさい可睡斎に避難させたという流れがあるみたいです。
秋葉三尺坊の生い立ち
「秋葉三尺坊」は、人間が厳しい修行を経て変化した「天狗」です。
生まれは信州(長野)で、越後(新潟)で修行をし三尺坊になります。
そのさい現れた白ギツネが乗せられ、降り立った場所を収めるという流れで静岡の秋葉山にいらっしゃったとの事。
余談ですが、浜松の名前の由来に白ギツネ関係の話もあったりします。
ちなみに、三尺坊は長野 → 新潟 → 静岡ときているので所縁の場所が多いです。
その中でも、「越後栃尾」と「遠州秋葉」が二大霊山となっているので、三尺坊巡りで色々回っても面白そですね!
生まれは、長野の戸隠村(とがくしむら)だそうなので合わせてgoしたい!
秋葉三尺坊の名前の由来
秋葉三尺坊の名前の由来は、「白ギツネに乗って地上三尺の高さを風のように飛ぶから」とされています。
ただ三尺は1m弱?なのでめちゃ危ないですよね。笑
秋葉は、秋葉山の秋葉から取っていると思いますが、そもそもなんで秋葉なのかを調べるとガマガエルが関係しているみたいです。
もともと水が乏しかったこの山に三尺坊が泉が湧出したさいガマガエルが泳いでて、その背中に「秋葉」の文字があったそうです。
カエル好きの友人にその話をしたら、秋葉山のキャンプ場でガマガエル(ニホンヒキガエル)?見たことがあると教えてもらい「ほえ〜」となりました。
泉を湧出させるって話は「池の平の幻の池」と関連性も見い出せそうですね。
以上、秋葉三尺坊について現時点で分かってる事をつらつら書いてみました。
遠州七天狗の分布については別の記事にまとめてあるのでよかったら!
遠州七天狗の1人「奥山半僧坊」についての記事はこちら!
出典
https://www.akihasan-shuyoji.or.jp/about/
https://www.city.suzaka.nagano.jp/otakara/search/item.php?id=164
http://www4.tokai.or.jp/hibuse_sakatad/akiha_story.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E8%91%89%E6%A8%A9%E7%8F%BE
https://www.akihasan-shuyoji.or.jp/himatsuri/
http://www.hosenji.or.jp/akinotaisai/sanjyakubou.html
http://fukagawafudou.jugem.jp/?eid=2191
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— 浜松のてんぐちゃん (@hmmt_tng) 2019年4月28日